GPSが受信できないからかカーナビで変な位置を走ってる!といったことはありませんか。
ぼくは、最近ありました。
マーチニスモS納車直後から、カーナビがさす位置が実際と数10mずれているということが。
京都の碁盤の目のような道だと、一本手前の道を走っているように表示されたり……w
しかし、あるものを購入し、設定を少しいじるだけでGPSの受信によるカーナビのずれがなくなりました。
本記事では、GPSが受信できずカーナビの位置がずれていたのを直した経験談を解説していきます。
中古でカーナビを買った人は、特に要注意です。
GPSが受信できないカーナビの原因
GPSが受信できずに、カーナビの位置がずれた原因は、以下のようなものがあります。
- GPSアンテナが傾いている
- GPSアンテナ付近に障害物が置かれてある
- GPSの受信感度が低い
そもそもGPSアンテナは写真のようなもので、ダッシュボードに置かれてあることが多いです。
まれにですが、GPSアンテナが傾いていたり、GPSアンテナの上に何かしら置かれていたりすることがあります。
GPSアンテナが傾いているときは水平にして、何か置いているときはずらすようにしましょう。
しかし、ぼくの場合はこの2つのどちらでもありませんでした。
つまり「GPSの受信感度が低い」ということです。
以下の写真の時、友達と出かけてて距離測ってもらったんですが、70mぐらいずれてましたからね(笑)
GPSが受信できないカーナビを直した経験談
GPSの受信感度が低いことで生じた、カーナビの位置ずれを直した経験談を紹介していきます。
(本記事では、カロッツェリア AVIC-CZ900-Mを例としています。他のメーカーや機種を利用されている方は説明書も合わせてご覧ください)
サイバーナビのGPSアンテナには金属シートが必要
サイバーナビのGPSアンテナには、写真のような金属シートが必要となっています(画像はAVIC-CZ900の純正品)。
GPSアンテナは全方位で受信信号を持っており、側面や底面も電波を受信します。
しかし、側面や底面に届く電波は受信するまでに車体などで反射してから入っているので、正確な位置ではなく、少しずれた位置にいるという情報が入ります。
伝言ゲームみたいな感じですね(笑)
しかし、金属シートにより側面や底面に電波が届くのを防いだ結果、GPSを正確に受信することが可能です。
余談ですが、ナビを新しく買ったときは付属品としてついているはずです。
金属シートの取り付け
次に金属シートの取り付けですが、GPSアンテナとダッシュボードの間に嚙ませましょう。
このとき
- 金属シートを極力切らないこと
- GPSアンテナは極力中央に置くようにすること
が重要となってきます。
画像はぼくのマーチニスモSなんですが、ダッシュボードが狭く、折り曲げないと収まりませんでした。
加工が必要だと感じた場合は、カー用品店やディーラー、自動車整備工場で相談することをおすすめします。
さて、金属シートも取り付けたし一件落着。
と思いきや……
まだ、ずれる。
実は、落とし穴が1つありました。
カーナビ側の設定も必要
現時点で、カーナビは「GPSがずれた状態で学習」しています。
そのため、GPSがずれた状態というのを忘れてもらって、再度学習させなければなりません。
学習を初期化するには以下の手順を踏みましょう(画像はサイバーナビ AVIC-CZ900です)。
手順①:AV・本体設定をタップ
手順②:システム情報から、センサー学習状況をタップ
手順③:センサー学習、トリップ、パルス数をそれぞれタップ
手順④:はいを選択
リセットした後は、実際に車を走らせることで学習することができます。
本記事で紹介した方法で、GPSが受信できるようになり、無事解決しました!
これでも直らなかったら……
ぼくの場合は直りましたが、ここまで行って直らなかった場合は、以下のどちらかが原因の可能性が高いです。
- GPSアンテナが壊れている
- カーナビそのものが壊れている
どちらの場合でも複雑な作業を要するので、プロに診てもらうことをおすすめします。
GPSが受信できないカーナビだったら、アンテナ周りを見てみよう
本記事ではGPSが受信できないカーナビを直した経験について、解説しました。
もし、GPSが受信できなかった場合は、GPSアンテナ周りを確認しましょう。
金属シートは取り外しがしにくいこともあり、中古のナビでは外されていることが多いですので、中古でナビを買われた方は特に確認することをおすすめします。
本記事が、カーナビの位置ずれに悩む人の助けとなれば幸いです。