バックカメラとは何ぞ?と、義務化のニュースを見て気になった方も多いのではないでしょうか。
バックカメラとは、車をバックさせるときに後方の状況をカーナビやミラーに映すカメラのことで、2022年5月以降に登場する新型車への搭載が義務付けられます。
しかし、バックカメラをつけることによるデメリットも実は多いんです。
本記事では、今後義務化されるというバックカメラの概要と、メリット・デメリットを解説します。
バックカメラとは
冒頭でも紹介しましたが、バックカメラとは文字通り、車の後方についているカメラのことです。
そしてバックカメラは駐車などで車をバックさせるときに起動し、後方の状況をカーナビやミラーに映像を映し出すことで、後方確認がしやすくなります。
昨今、駐車場での事故、特にミラーの死角となっている場所で衝突する事故が多く発生しています。
このことを踏まえて、2022年5月の新車からバックカメラが義務化されるようになりました。
車種にもよりますが、以下の画像のように、ナンバープレート付近につけることが一般的です。
※画像はぼくの過去の愛車です
ナンバープレートの左横にある黒い物体こそが「バックカメラ」です。
2022年5月にバックカメラが義務化されますが、今のところあなたが現在乗っている車や、2022年5月以降に購入する中古車には義務化はされないとのこと。
そのため、バックカメラをつけていない車に乗っている人が、急いで取り付けるという必要はありません。
余談ですが、車両後方を録画する「ドラレコのリアカメラ」とは異なりますので注意しましょう。
バックカメラのメリット・デメリットとは
今回義務化されたバックカメラのメリット・デメリットとはどういったものがあるのでしょうか。
この章で解説していきます。
バックカメラのメリット
バックカメラを取り付けることによるメリットは……。
後方が見やすくなる。
「そんままやないか」といわれるかもしれませんが、ぶっちゃけ言うとこれくらいしかありません。
ただ、「後方の死角が見やすくなる」という点ではバックカメラはかなり重宝します。
例えば、駐車しようとする場所で子供が走り回っていて車に気づかずに後方にいたとしたら……。
考えただけでぞっとしますよね。
特に背の高いミニバンや、車体の大きい高級セダンだと死角が多い傾向にあるので、バックカメラの恩恵を受けやすいでしょう。
バックカメラのデメリット
実は、バックカメラにはデメリットも多いんです。
- 車体価格が上がる
- 見た目がかっこ悪くなる
- 運転技量が落ちる
車体価格が上がる
まずは「車両価格が上がる」ことです。
一昔前、新車が100万以内で買える時代もありました。
しかし、今では軽自動車でも150万前後は見ておかなければなりません。
理由としては人件費や材料費などもありますが、1番大きいのは「機能が多い」こと。
もちろん、必要な機能やあったら便利な機能もたくさんあります。
しかし、必要のない機能まで装備されていることから無駄に高くなってしまっています。
(最近納車されたマーチニスモSのオートライトいらんと、乗るたび思ってます)
このままいらない機能まで増え続けたら、若者の車離れは進んでいく一方です。
見た目が悪くなる
メーカーによりますが、見た目が悪くなる車もあります。
どことは言いませんが……
いかにも「バックカメラです!!」とわかるようなつけ方をしているメーカーもあります。
「かっこよくしたいんやけど、バックカメラが邪魔!!!」
という愚痴がSNSで吐かれるのも、時間の問題かもしれません。
運転技量が落ちる
意外かもしれませんが、運転技量が落ちます。
なぜならば「バックカメラに依存してしまう」から。
とっさの判断を要する場面だったり、レンタカーなどでバックモニターのない車を運転したりするときに、目視する習慣がなければ事故を起こしてしまうかもしれません。
また、バックモニターがあったとしても、目視では見えるはずだったものも、バックカメラの映像では「死角」になっていることも。
車の安全確認は「目視」が基本です。
安全装置に依存しすぎて、逆に事故を起こすことだけはないようにしたいものですね( ˘ω˘ )
バックカメラ義務化の必要性とは?と感じているけど……
本記事では、バックカメラの概要と、メリット・デメリットを紹介しました。
バックカメラは便利なものですし、死角に隠れやすい子供などが見えるというのはありがたいでしょう。
一方で目視せず「バックモニターしか見ていない」ことから、かえって事故につながることも十分にあります。
バックカメラを導入したとしても、目視が原則なことは忘れないようにしましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
▼バックカメラ以上に重要なのが「ドラレコ」だったりします。
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